はるちゃんが生まれて、3日目。
正直、この日のことは、今振り返ってみると少し記憶が薄い。
生まれた日のことや、NICUで初めてはるちゃんに会った日のことは、今でも鮮明に覚えている。
でも、3日目は大きな出来事があったというより、はるちゃんのそばで、少しずつ時間を過ごしていたような一日だったと思う。
この日も、パパとママではるちゃんのところへ。
看護師さんが「顔を拭いてあげてください」と言ってくれたのでやり方を教えてもらい、はるちゃんの顔をパパとママでそっと拭いてあげた。
そしてこの日、看護師さんと一緒に、はるちゃんの初めての足形をとった。
小さな足。どれぐらいの力で押していいかわからず、看護師さんに手伝ってもらった。
その足を見ながら、
「こんなに小さいんやな」
そんなことを思ったのを覚えている。
いつか大きくなったときに、この足形を見ながら、
「はるちゃん、こんなに小さかったんやで」
って話せたらいいなと2人で言い合いました。

そして、もうひとつ。
この日のことを思い出すと、ママが少しだけはるちゃんを抱っこできたことも忘れられない。
看護師さんが、はるちゃんのベッドを綺麗にしてくれている間。
ほんの少しの時間だったけれど、ママははるちゃんを抱っこすることができた。
まだまだたくさんの管や機械につながれていて、普通に抱っこすることはできない。
それでも、
「抱っこできた」
そのことが嬉しかった。
ほんの少しの時間でも、はるちゃんを手の中に感じられることが幸せだった。
生まれてから3日。
まだまだ先のことなんて何も分からない。
はるちゃんがこれからどうなっていくのかも、家族がどうなっていくのかも分からない。
ただ、その時は、
今日もはるちゃんが頑張って生きている。
それだけを思って、はるちゃんのそばにいた。
今振り返っても、3日目の記憶は少し曖昧。
でも、顔を拭いてあげたこと。
初めて足形をとったこと。
そして、ママがほんの少しだけ抱っこできたこと。
その小さな思い出は、今でも大切に残っている。



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