この日は、お昼過ぎに病院へ。
昨日受けた、はるちゃんの頭のMRI検査。
今日はその結果を聞く日でした。
先生からのお話では、はるちゃんの脳へのダメージはとても重く、特に脳の中心部分へのダメージが大きいとのことでした。
ただ、その周りにはダメージを受けていない細胞もあるそうです。
今の状態から考えると、立ったり歩いたり、自分で体を動かしたりする機能が出てくる可能性は低い。
そんなお話もありました。
でも先生は、赤ちゃんはものすごい力を秘めているとも話してくれました。
ダメージを受けた細胞を補うように、周りの細胞が頑張ってくれることがある。これを脳の可逆性?と言うみたいです。
だから、そこに期待したいと。
また、これまでの血液検査などでは、はるちゃんが新生児仮死となった直接的な原因は分かっていないとのことでした。
そして、呼吸についてのお話もありました。
約40分間、心拍と呼吸が止まっていたこと。
脳にも大きなダメージがあること。
その中で今、はるちゃんは自分で呼吸をしている。
「これはとてもすごいことです」
先生はそう話してくれました。
自発呼吸がもう少し上手にできるようになれば、人工呼吸器を外せる可能性も高いそうです。
1〜2週間後を目安に、はるちゃんの様子を見ながら人工呼吸器を外してみることも考えているとのことでした。
そして、1か月後にはもう一度、頭のMRI検査をする予定になりました。
先生からは、もう一つ嬉しい言葉もありました。
パパとママの声は、はるちゃんに聞こえている可能性がとても高い。
だから、
「たくさん声をかけてあげてください」
「たくさん刺激を与えてあげてください」
そう言ってもらいました。
※ここに書いている先生のお話は、説明を聞いたあとに思い出しながらメモした内容です。そのため、実際の説明とは表現や細かなニュアンスが異なる部分があるかもしれません。
先生からのお話が終わったあと。
パパとママの中には、いろいろな感情が一気にあふれてきました。
やっぱり、脳に大きなダメージがあるんや……。
何もできひんくなるんかな。
はるちゃんに、してあげられることはあるんかな。
なんで、はるちゃんが……。
何を考えたらいいのかも分からない。
言葉にすることもできない。
話を聞き終わっても、すぐにははるちゃんのところへ行くことができませんでした。
パパとママ、2人で泣きました。
ただ、泣きました。
そして、少し落ち着いてから、はるちゃんのもとへ向かいました。
はるちゃんの顔を見ると、また2人とも涙が流れてきました。
悲しいからなのか。
悔しいからなのか。
心配だからなのか。
それとも、はるちゃんがそこにいてくれることへの気持ちなのか。
自分たちでも、どんな感情で涙が出てきたのか分かりませんでした。
しばらくして少しずつ気持ちが落ち着いてくると、いつものようにはるちゃんの手を握りました。
「はるちゃん」
「かわいいなぁ」
先生が言ってくれた、
「パパとママの声は聞こえている可能性がとても高い」
その言葉を信じて。
これからも、いっぱい名前を呼ぼう。
いっぱい話しかけよう。
いっぱい触れよう。
今のパパとママにできることを、はるちゃんにたくさんしてあげよう。
そう思いながら、この日もはるちゃんのそばで過ごしました。


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