この日も、ママとパパ2人ではるちゃんのいるNICUへ行きました。
はるちゃんのところへ行くと、看護師さんから
「黄色い点滴がなくなって、ミルクの量が増えてます!」
と教えてもらいました。
はるちゃんは自分でミルクを飲むことはできないので、経管栄養で鼻から胃に直接ミルクを入れてもらっています。
点滴がひとつなくなったこと。
そして、ミルクの量が増えたこと。
ママとパパは、それだけでも嬉しかったです。
初めて見た、はるちゃんのしゃっくり
いつものようにはるちゃんの横に座っていると、突然はるちゃんの体がピクッ、ピクッと動き始めました。
初めは何をしているのかわからなくて、
「え?なに?大丈夫?」
と、ママもパパも少し焦りました。
すると看護師さんが、
「しゃっくりしてるなー」
と教えてくれました。
それを聞いて、ママとパパもひと安心。
これが、ママとパパが初めて見たはるちゃんのしゃっくりでした。
ただのしゃっくりかもしれない。
でも、はるちゃんが生まれてから、当たり前だと思っていたことが当たり前ではなくなっていたママとパパにとっては、そんな小さなことも嬉しく感じました。
今までで一番、体が動いていた日
しゃっくりが止まったあとも、この日のはるちゃんはよく動いていました。
肩のあたりを動かしたり、足を動かしたり。
生まれてから今まで見てきた中で、一番体が動いていたように思います。
手を握ったときも、
「前より握ってくれる力が強くなってる気がする」
そんなふうに感じました。
本当に少しずつだけど、はるちゃんなりに頑張っている。
その姿を見ることができて、ママとパパは嬉しかったです。
臨床心理士さんに話を聞いてもらう
NICUでは、ときどき臨床心理士さんが回ってきてくれていました。
この日はちょうど、ママの気持ちが精神的にしんどくなっていた時でした。
はるちゃんが生まれてから起きたこと。
今まで感じてきたこと。
これから先のことがまったく見えない不安。
はるちゃんがこれからどうなるのかわからない怖さ。
いろいろな気持ちを、ゆっくり聞いてもらいました。
誰かに話したからといって、不安が全部なくなるわけではありません。
はるちゃんがこれからどうなるのかも、まだわかりません。
それでも、自分の中にあった気持ちを言葉にして聞いてもらえたことで、ママの気持ちは少し落ち着きました。
小さな変化が嬉しかった1日
黄色い点滴がなくなったこと。
ミルクの量が増えたこと。
初めてしゃっくりを見られたこと。
いつもよりたくさん体を動かしていたこと。
手を握る力が強くなったように感じたこと。
ひとつひとつは小さな変化かもしれません。
でも、このときのママとパパにとっては、どれも本当に嬉しい出来事でした。
不安な気持ちはまだたくさんある。
それでも、この日ははるちゃんの小さな変化をたくさん感じることができた1日でした。


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